家づくりの注意点とワンポイントアドバイス

工事段階

【地鎮祭、工事開始】

◇地鎮祭は、建て替えの場合には行う必要はないともいわれますが、基本的には建て主の方の判断によります。

→神主さんを呼ばず、現場代理人による簡便的な地鎮祭というのもあります。
→工事開始前は、地鎮祭以上に、近隣への挨拶に気を配って下さい。
工事担当者も工事前には挨拶に回りますが、それに先立ち、建て主の方が直接ご挨拶をすることをおすすめします。
これは工事中の近隣トラブルを少なくするだけでなく、引越後のご近所との良好な関係づくりにつながります。



【工事内容の確認・検査、追加変更工事】
設計通りに手抜きがなく施工が行われているかのチェック、工事段階での変更指示、コスト監理等のための設計監理は、建物の質の確保や財産を無駄なく有効に利用するために重要なことはいうまでもありません。

◇工事内容の確認(検査)
工事の節目ごとに適切に工事が行われているか確認・検査を行い、是正すべき点、
是正方法を指示、是正後の確認を行うことが、工事(監理)段階で最も重要なことです。

→施工関係者側の設計監理者しかいない場合には、工事関係者とは独立した専門知識を持つ第3者に、
重要な部分だけでも現場をチェックしてもらうことをおすすめします。
手抜き工事や施工のミスを防ぐ為には、施工者寄りの立場ではなく、あくまで中立な立場の人がチェックすることが最も大切です。
工事の監理だけでも引き受ける設計事務所もあります。

◇追加工事、変更工事
工事途中での変更や追加により発生する工事費の増減も、各節目ごとに工事会社と確認しておく必要があります。
本来は、そのような工事の必要性が発生した時には、その工事を着手する前に変更となる金額を建て主と施工者間で確認をしておくべきものです。

→ここでも、できれば金額の査定ができる第3者によるチェックを受けたい所です。

→現場の職人さんに建て主さんが何かを頼み、その場はサービス工事と思っていても、あとで施工会社から追加の請求があるというのは良く聞く話です。
サービス工事と思っていると後でトラブルのもとになったりもしますので注意が必要です。



【上棟式】

◇特に都心部では、近年非常に簡便になってきています。

最近では大工さんや鳶の方への謝礼、手みやげ程度で済ませるのが一般的です。
事前に施工会社の現場担当者に、親方を含め、各職種の人数を聞いておくと準備がしやすくなります。
通常、上棟式は夕方になりますので、当日の準備でも大丈夫です。



【工事完了検査】
◇建物の完成引渡し前に行政検査、施工会社検査、設計事務所検査、建て主検査を行います。
建物の引き渡し、最終支払いをする前に工事不良個所をチェックしておくものです。

→引越した時に不具合があると大変いやな思いをするものです。
事前にすべての機能や性能を検査し、必要な手直し工事を施工会社の責任で行っておくことが必要です。
検査は、施工会社だけに頼らず、ご自身や第3者によって行うことをおすすめします。



【ダメ工事(是正工事)】
◇上記工事完了検査に基づき、完成・引き渡し前に行う手直し工事をいいます。

→引き渡しまでに全てのダメ工事が終わらない場合には、引き渡し書類に残工事リストを加えてもらい、
その内容と共に是正工事の完了予定日を記してもらう必要があります。



【完成・引き渡し】
◇設計事務所や建て主によるダメ工事の完了確認後、建て主と施工会社の間で建物の引き渡し書類を取り交わします。
施工会社より、引渡し書や建築確認の副本、検査済書、各種取扱説明書、保証書、
鍵、鍵引き渡し書等を受取り、受領書に記名捺印して施工者に返却します。
設計事務所がいる場合には、建築確認に関わる書類は設計事務所から受け取ります。

→引き渡し以降は、建物は建て主さんの所有になりますので、引越し前であっても、
引き渡しの日より火災保険が有効になるようにする必要があります。

→この後、施工会社(及び設計監理者)に工事費(及び設計監理料)の最終支払いとなります。

またここで、工事途中の変更や追加工事の精算を行うことになります。
精算段階になってトラブルが生じないよう、くれぐれも、前述の工事途中での追加変更金額確認をお忘れなく。