高齢化対応の家づくり

親世帯に限らず、人は年を重ねるにつれライフスタイルも変化し、これに住まいが対応できずに、立て替えや改修を余儀なくされるケースがよくあります。

これに対する解決策のひとつとして、いわゆるバリアフリーとしての物理的、機能的な家づくりがあげられます。
家の内外における段差解消や手摺りの設置といったいわゆる直接的なハード面での整備だけでなく、
必要に応じてこれを補うことが可能な福祉住環境整備としての観点からの家づくりが必要だと考えています。

2世帯住宅にあっては、世帯間に程良い距離感を持たせることで、高齢者世帯の自立性を保ちながらも、ともに近しく、お互いが安心して暮らせるようにすること。
これが、人が必ずや迎える高齢化やこれに伴うニーズの変化に対応、融通性を持たせることにつなげるための必要条件と考えます。

これらについては、福祉施設をはじめとした公的施設を手がけてきた設計者の経験と、福祉住環境コーディネーターとしての立場から、各種提案をさせていただいております。